組織の概要

事業概要

 本地区は、三重県の西端に位置し淀川水系木津川上流の名張川沿岸に開けた伊賀盆地の南部にあたり、伊賀市、名張市にまたがる地区である。
 本事業は、当地域の農業経営基盤の整備拡張を図り、中核農家の育成を目的として、淀川水系水資源開発計画に基づき、水資源開発公団(現水資源機構)が実施した多目的青蓮寺ダムに水源を求め、512haの畑地を造成し畑地かんがいを行うとともに、開畑地に隣接する水田270haの区画整理を附帯土地改良工事として一体的に行い、さらに開畑地と隣接する既存の農地300haに用水補給するため農業用用排水事業を併せ、国営総合農地開発事業として昭和43年から工事着手し苦節18年の末ようやく総事業費約190億円で事業完了したものである。

施設外観写真

施設の概要

施設名 数量 構造等
取水施設 1ヶ所 ホロージェットバルブφ750mm1台 附帯施設ー式
幹線水路 18.6km トンネル鉄筋コンクリート馬蹄形
サイホン(PC、SP、FRPM、DCIPφ1350mm〜φ500mm)
暗渠(鉄筋コンクリート箱形)
調整池 2ヶ所 上流調整池11,000m3
下流調整池24,000m3
(土堰堤、ゴムシートライニング)
支線水路 20.3km VP管他(φ400mm〜φ75mm) 加圧ポンプ場4ヶ所
排水路 2.8km コンクリートブロック及びプレハブ水路
揚水機場 26ヶ所 多段渦巻きポンプ(φ150mm〜φ40mm)
水中ポンプ(φ150mm〜65mm)
管理施設 一式 中央管理所(鉄筋コンクリート平屋建)1棟水管理施設ー式

管理の概要

(1)管理区分

 青蓮寺開拓建設事業で、造成された施設については、管理委託協定にもとづき、青蓮寺用水土地改良区が主体となり、管理を行っています。

(2)管理施設の概要

  1. 水管理施設
     農業用水の有効かつ適切な配水を行うため、水管理施設(親局1、子局4)による、管理機能を取り入れた監視制御を行っています。
  2. 幹支線水路
     青蓮寺ダムよりの取水及び調整池(2ヶ所)の水位操作は、中央管理所(親局)で監視制御を行い、適切な取水量をコントロールしながら、随時、パトロール車で、水路の巡視を行い水路の安全を監視しています。
  3. 分水工
     取水量に応じて、分水工施設の操作。及び取水状況の把握を行っています。
  4. 畑かん施設
     揚水機場26ヶ所、圃場内配管施設の操作及び取水状況の把握、散水施設の巡視を行っています。

地域

青蓮寺用水地区平面図

機構図

機構図

沿革

事業経緯

昭和36年度〜39年度 多目的ダム関連調査他
昭和40年 開拓基本計画樹立地域の決定
昭和40年度〜41年度 地区調査
昭和42年度 全体実施設計
昭和43年度 開拓基本計画樹立の決定
青蓮寺用水土地改良区設立
青蓮寺開拓建設事業所開設
昭和44年度 本格工事開始
昭和45年 青蓮寺ダム完工
[水資源開発公団(現水資源機構)S.41.3〜]
昭和50年 水利権取得
昭和51年 特別会計に振替
昭和56年 青蓮寺営農対策本部設置
昭和61年 変更水利権取得
青蓮寺開拓建設事業完了
(4月) 青蓮寺用水土地改良区へ管理委託開始
平成20年度〜25年度 基幹水利施設ストックマネジメント事業
平成26年度〜33年度 国営施設応急対策事業
平成27年度〜32年度 基幹水利施設ストックマネジメント事業2期3期